2007年02月27日

下流志向

新宿三越のABCクラフトで開催された
ビーズアクセの一日講習会に参加してきました。
めがね止めを習って、天然石のブレスレットを作ります。

070227_accse1

完成した作品はこれ。春夏向きのさわやかなカラーです。
めがね止めはビーズアクセの基本的な技法。一度習いたいと思ってました。
全く初めてでしたけれど、丁寧に教えていただいたので、大丈夫でした。
教えていただいた先生のHPはこちらです。

自分のために、ちょこちょこ手作りするのって、やっぱり楽しいです。
忘れないうちに、またアクセサリーを作ってみたいと思います。

さて、昨日はこの本を買って、一気に読んでしまいました。

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち
内田 樹
講談社 (2007/01/31)
売り上げランキング: 66



内田樹さんは仏現代思想がご専門の大学教授です。
今、人気のセンセイですよね。ブログをよく読んでいます。

「下流志向」というタイトルが、まずはドキリとさせられます。
「格差社会」→「下流社会」→「下流志向」ですよ。
ネーミングセンスの鋭さにうなってしまいました。

この本は、いわゆるニート(学生でも勤労者でもない若者)を
内田先生流に考察した本です。
この手の本(おじさんが若者を分かったつもりで論評する本)を
「おやじのくせに、何でもニートってひとまとめにするな!
みんないろいろ事情があって、結果的にニートになっているんだから」
と切って捨ててしまうと、得るものが少ないのでもったいないです。

この本の内容は
近年の子供達や若者は、勉強や勤労を「積極的に」回避している
という前提の元に、どうしてか?を考察しています。
私は全部その通りとも思わなかったけれど、
読むのがやめられず、「ブログに書こう」と思ったくらいおもしろかったです。
鋭い視点は、そこかしこにありましたよ。

内田さんは
「どうして勉強しなくちゃいけないの?」と
義務教育が何の役に立つのかと聞く子どもには
「そんな質問があるとは思いませんでした」と言いつつ
驚愕のあまり絶句するのが、大人としての当然の対応のはずである。
と述べています。

そうなんだよね。
何を学ぶにしても、学ぶ前からこれは○○の役に立ちそうだと
判断することは本来できません。
そもそもそれが分からないから
分からないなりに師や先輩のマネをするところから学びは始まるのです。

占星術の天体で言うと、水星ですね。
目的や大義名分は置いておいて
言われたことをちゃんとできるようになること。
8歳から15歳はそうすること自体を学ぶ時期だとも言えます。
水星期は「学ぶこと」の最もシンプルな行動パターンそのものを
体得する時期と言えます。

今、高学歴だから将来が安泰だとは言えなくなりました。
しかし
高学歴でないと、まともな暮らしが手に入らないかも知れないという
雰囲気も否定できません。

勉強のメリットを問う子どもたちを作ったのは
「今勉強しとかないと、将来困るから」と答える人たちでしょう。
私もとっさにそう答えがちです。
そこで「そんな情けない質問があるとは、私は思いもよらない」と
その子にはっきりと告げられるかどうか分かりません。

そういう大人が、その子の身の回りにたくさんいれば
いいんでしょうね。

この本、その他にもいろいろ「おっ!」と刺激を受けるところが
たくさんあります。興味があれば、読んでみて下さい。
posted by 加藤まや at 13:31 | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

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