2012年04月17日

熱海のんびり湯治旅 その4

4/10〜12に熱海へ行ってきました。のんびり一人旅。
何回かに分けて旅行記をアップしています。

【熱海のんびり湯治旅 シリーズ記事一覧】

2012/04/21 熱海のんびり湯治旅 その9
2012/04/21 熱海のんびり湯治旅 その8
2012/04/21 熱海のんびり湯治旅 その7
2012/04/20 熱海のんびり湯治旅 その6
2012/04/20 熱海のんびり湯治旅 その5
2012/04/17 熱海のんびり湯治旅 その4
2012/04/15 熱海のんびり湯治旅 その3
2012/04/14 熱海のんびり湯治旅 その2
2012/04/14 熱海のんびり湯治旅 その1

旅行の日程は以下の通りです。

4/10 熱海駅前→起雲閣→CAFE KICHI→連月荘→来宮神社→連月荘泊
4/11 来宮神社→伊豆山神社→走り湯→喫茶月ヶ瀬→大湯間歇泉→湯前神社
   →連月荘泊
4/12 来宮神社→来宮駅→Johannes Heart→帰宅
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来宮神社から宿へ戻ってくると、女将さんが出迎えてくれました。
「おかえりなさい。こちらの建物のご案内をしましょうか?」と
数寄屋造りの母屋の方の案内をしてくれました。

20120410atami44.JPG

連月荘が建てられたのは昭和10年だそうです。
(ちょっとうろ覚えです。たぶんそんな風に女将さんが言われたような)
最初から旅館を営んでおられたそうです。
三階建ての建物になるのでしょうか。
高低差がある敷地に沿って、客室が左右に配置されています。
館内には中庭や鯉が泳ぐ池があって、渡り廊下から眺めることができます。

連月荘の近くに一時期、谷崎潤一郎が住んでいたそうです。
日記に連月荘の記述もあるとか。
(ネットで検索するとこんな記事も出てきました)
東京紅團(東京紅団)http://www.tokyo-kurenaidan.com/ 内
谷崎潤一郎の熱海を歩く
http://www.tokyo-kurenaidan.com/tanizaki-atami1.htm

ちなみに、次の日に利用した熱海の観光バス「湯〜遊〜バス」の
ボランティアガイドのおばちゃんが、私が西山町の宿に泊まっていると知ると
「西山町は昔、高級分譲地だったんですよ」
「作家や文化人が住んでいたんです」と教えてくれました。
確かに
来宮神社から山の手に上がったエリアって
古くからの別荘地だったんだろうなと思わせる閑静な住宅地でした。

「海の方は熱海の大火で全部焼けちゃって。
その後みんな観光ホテルになっちゃったの」
「その大火っていつのことですか?」
「あたくしが中学生の頃」

調べると昭和25年でした。
女将さんはご自分のことを「あたくし」って言ってました。
もともと関西出身の私からすると、東京の山の手言葉のように聞こえました。
女将さんは、きっとこの旅館のお嬢さんだったんだなぁ。お嫁さんじゃなくて。
女将さん、ひな人形のような顔立ちでおきれいなんです。
若い頃は熱海美人と評判だったんじゃないかな。
今は、「(旅館は)ママとふたりでやっているの」だそうです。
私と同じくらいの年齢の娘さんがいるそうだけれど、
跡は継がなかったみたいです。

この数寄屋造りの建物と庭園を個人で維持管理するのは大変だと思います。
正直言って今は
個人で旅館を営みつつ、素人っぽい手入れをするだけで精一杯だと思うけれど
おそらく「続けられるうちは残したい」というお気持ちでされているのかと。

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これは庭で咲いていた木瓜の花。
木瓜って地味なイメージあるけれど、
よく見ると、和の華やかさを持つお花ですね。

・・・・・というわけで
この連月荘、そういう背景も考慮に入れつつ
朝夕付き、全てお部屋出し、源泉掛け流しのお風呂に入り放題で
一泊二食1万円は、私は破格の宿だと思いました。
熱海って
超お高い旅館や、今どきのデザイナーズ&リノベーション系旅館か
朝夕バイキングの団体向けの旅館の2パターンしかないと
思っていたけれど、ここは貴重な存在だと思います。
古き良き時代の熱海を彷彿とさせる雰囲気をどこかに残しつつ
今は
「熱海のおばあちゃんちに遊びに来た」感じもちらほらあったりするお宿。
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さてさて。夕食前にお風呂入らなくては。

熱海のお湯は塩っぱくて熱いですね。ここのお湯は特にそう感じました。
ちょっと舐めると、海水よりは薄いかなぁというぐらい。
まさにジャパニーズ タラソテラピー。

熱海のお湯は
入るときはカーッと熱くなって
あがった後もワーッと熱が身体の中からわき上がって
入浴直後は塩分で肌がベタつくけれど、
あるとき汗やベタつきがサッと引く・・・そんなお湯だと思いました。
宿の温泉分析表を見ると、源泉の温度は75.9度でした。あっつい!
もちろん、そのままではとても入れません。
お水でうめたり、時間が経ってさめたらお湯を足して入りました。

お湯の塩分で不要物がガンガン新陳代謝されていって
お湯の熱にあおられるようにパワーを注入&活性化される感じ。
ゆったり癒されるお湯というよりも
気分が上がる、パワー系のお湯。
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晩ご飯の時間になりました。

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こんな感じです。すごい!なかなか豪華でビックリしました。

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温かいものは温かいうちに出してくれて
イセエビやアジ、シメサバなどどれもおいしかったです。

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このイセエビのお皿がなかなかいいお皿だなぁと目にとまりました。
朱色があざやかで、柄の線が細かい。
鯉の滝登りは縁起が良い柄ですよね。いいお皿だ。
お皿の写真、きちんと撮っておけばよかったです。

女将さんに聞くと
「あたくしの父が(骨董)好きでいろいろ集めていたんです」
「戦時中は、いいものは庭の築山に造った防空壕に隠していたんですよ」
「お造りのお皿も古いものです」と説明してくれました。

・・・・そんな感じで一日目は終了。
二日目は熱海の街をまわりました。
posted by 加藤まや at 21:07| 旅行 | 更新情報をチェックする