2006年08月26日

死と再生

冥王星が惑星ではないと定義されたことを受けて
占星家の間でもいろいろ意見が発表されています。
あらゆる分野の研究に言えることですが
ある問題に関して、すぐに結論が出ることはあり得ません。
今回の天文学のように
常に未解決の問題を抱えながら発展していくのだと思います。

私もいろんな先生のご意見を拝見しましたが
最も意見が分かれる点は支配星をどうするかのようです。

現代占星術では
蠍座の支配星は冥王星であり、火星は副支配星となっています。
冥王星が惑星じゃないなら、蠍座の支配星じゃなくなるの?
というわけですね。

この件について、今すぐ整合性のある結論は出ないと思いますが
私が考えたことをメモしておきます。

私は今のところ、
冥王星が蠍座の支配星であることは変わらないけれど
冥王星が担ってきたイメージは一部変わった(と私は感じる)ので
それを加味すると思います。

いけだ笑み先生が日記でお書きですが
冥王星は「絶対的な意識のうちの一つの状態としての役割を降りた」
のであると私も思います。

今回、冥王星が惑星でなくなったということは
いけだ笑み先生の言われるように
従来の「徹底的に破滅させる」イメージが変化することなのだと思います。

冥王星がイメージする物のひとつに「核兵器」があります。
これまで「核兵器」は最終兵器であり、だから戦争の抑止力にもなりました。
私も今、核兵器を落とされたらおしまいだと思ってきました。

ところが、9.11のNYテロ以来
そのイメージは私の中では変わってしまっています。

今、何が一番怖いか
何をされたら、一発でおしまいなのか…
私にとってのそれはテロであり、テロを実行する人の狂気です。
核兵器よりも怖いのは、人間なんだなとあの時は感じました。

テロの実行者は、おそらく瞳孔が開きっぱなしな表情をしていそうで
そう言う意味では
今回、太陽系惑星で一番外側になった海王星っぽいかも知れません。

しかし、その一方で
冥王星が太陽系惑星の外側に位置していて
惑星ではないけれど、私たちに何らかの作用を及ぼす天体となれば
蠍座の「壁をぶち破って途方もないエネルギーを注いでくる」イメージと
なんとなくフイットしているなぁとも感じています。

冥王星は「死と再生」を意味しますが
今後は「死」よりも「再生」の方のイメージがふくらむのかもしれません。
再生のために注入されるのは、太陽系以外からのエネルギーですから
冥王星の再生作用は
やはり私たちがすんなりと受け入れられる範囲を超えているでしょう。

全部破壊しつくされて終わり、ではなくて
そこまで行き着いてから、初めて始まるものに
私たちが目を向け始めているのかも知れません。
posted by 加藤まや at 16:03 | TrackBack(0) | 占星術 | 更新情報をチェックする

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